訴訟・紛争対応
紛争時の訴訟対応や訴訟外での交渉・解決は、弁護士としての基本的な業務の一つであり、その根幹をなすものといえます。ある紛争が起こった際に、訴訟になればどのような結論、解決となる可能性が高いか予測することは重要ですし、訴訟外での交渉の際にも訴訟後を念頭に置いて臨む必要があります。訴訟あるいは訴訟外の紛争対応に精通してこそ、紛争の予防についても十分な検討が可能となります。他方、紛争の事後の見通しを立てることが重要である一方で、どのような紛争も一つとして同じ紛争はありません。そのため、訴訟においては、代理人による主張立証の方針や、代理人による努力次第で最終的な解決内容が左右されることも事実です。訴訟代理人の活動としては、徹底した事実関係の確認・検証と、裁判官が納得できるだけの論理を展開しつつ、訴訟展開に応じた十分かつ効果的な主張立証を行う必要があります。
当事務所は、全ての所属弁護士が豊富な訴訟経験を有し、一般的な訴訟・紛争案件から、法的論点が錯綜した案件、より専門的な知識を要する案件まで幅広く対応しています。また、当事務所は、一審を敗訴した場合の控訴審からの受任も積極的に対応しています。事件によっては、著名な学者・専門家と綿密な議論を重ねながら、より妥当な考え方を模索したり、学者・専門家の意見書を証拠として準備するなど、勝訴・逆転のために最善を尽くします。
紛争予防としての契約法務
企業活動は、他者との約束・取決めのもとに行っていきます。この約束・取決めを書面にした契約書の作成は、まさに平時において有事に備えることにほかなりません。企業としては、無駄な紛争の発生をおさえ、万が一やむを得ず紛争に発展した場合でも思いがけない損害が発生しないよう、予想される紛争に十分対応できるだけの契約条項の定め方をしておく必要があります。当事務所は、様々な分野の契約書作成・レビューを手がけており、個別の案件に応じて、クライアントの真のニーズを満たすよう心がけています。また、契約締結交渉においては、常に当事者間の力関係、利害関係が絡み、すべて思い通りにいくとは限りません。そのような場合でも、獲得すべきツボを押さえて交渉場面からご相談いただき、交渉戦略上のサポートをさせていただきます。